3月11日
目覚ましの音に思わず顔を顰める
大きく伸びをする
窓を開ける
空を見上げる
「おはよう」と声をかける
「おはよう」と笑顔が返る
今日もまた
いつも通りの朝がやってくる
3月11日という今日が
「震災の日」と呼ばれるようになって5年
祈ることだけでは
決して救われない想いがあることを
わたしは知っている
けれど祈ることでしか
伝えられない想いがあることも
わたしは知っている
2011年3月11日
あの日 いつも通りの今日を過ごし
いつも通りの明日を
迎えるはずだったあなたは
もういない
それでも わたしは生きている
あなたが生きたかった
ありふれた今日を
わたしは生きている
迷いながら 祈りながら