2015/06/16

雨の葉音

たとえばあの日のさよならが
永遠だと知っていたとしても
それでも私は強がって
きっと笑って手を振っただろう

器用に生きられない私を
いつも子ども扱いして笑うくせに
ホントは自分が一番不器用で・・・
そんな君を
神様はあの朝 突然に選んだ

淋しがり屋で その上 涙もろい君は
決まってこの日に雨を降らすんだね

雨粒が絶え間なく緑の葉にこぼれ落ちて
不規則なリズムを刻む
読みもしない本の頁を揺らしながら
静かに 静かに
君の事を想ってる

今日は少しだけ 泣いてもいいよね
















.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・


降り続いた雨も
いつの間にか上がって
美しい夕焼けを描き始めました

「いつまでも泣いてんじゃねぇよ」
そんな彼の声が聞こえてきそうです

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