2015/02/27

透徹の空に


あの頃と変わらないこの桜並木に
今年もまた花の季節が巡ってくる
一緒に見るはずのあなたを
こんな風に見送るなんて
思いもしなかったけれど

あなたの手の皺も 
少し小さくなった背中も全部
いつかこの日が来ることを
教えてくれていたのに
気付かない振りをして
当たり前の存在に甘えてばかりいた

言いそびれたごめんねも ありがとうも
まだこの胸の中で
行き場所を探しているんだ

この街を離れてから
いくつもの季節が過ぎたけれど
あなたが誇れるような存在に
僕は なれていたのかな

奇跡を信じて
今日からまた歌い始める僕が
迷わないように 逸れないように
あなたが愛したその人と
これからもずっと
遠い場所から見守っていてほしい

押しつぶされそうな寂しさに
ひとり見上げた空は
悲しいほど青く澄んで
もう少しだけ 泣いてもいいかな

真っ直ぐ伸びたあの飛行機雲が
ゆっくり空に溶けるまで
小渕君、ちゃんと泣けてるかな。
ちゃんと寝てちゃんと食べてるかな。
笑顔になるのは、もっとゆっくりでいいからね。

サヨナラの時に ~140の言の葉で~

君があの日
夜空にそっと呟いたのは
サヨウナラだったんだね

大切な人とのそれは
受け容れるにも乗り越えるにも
多分 たくさんの時間が必要で

ちっぽけな私には
慰める言葉さえ足りなくて・・・

けれど 躓き倒れそうな私に
いつか君がそうしてくれたように
少し離れた場所で今も
小さな焚き火を灯しているよ
いつでも ずっと・・・




















○o。..:*・・*:..。o○o。..:*・・*:..。o○o。..:*・・*:..。o○

小渕くんのお父様が19日 永眠されました。
その翌日のブログで
悲しいほどに優しく澄んだ詩を投稿した彼が、
どんな気持ちで
あの日の星空を見上げていたのかと思うと、
ココロが抉られる様な思いです。

何も出来ませんが
今はただご冥福をお祈りします。


今日はMステに生出演予定のコブクロ。
きっとお父様も、先に亡くなったお母様と一緒に
ふたりの演奏を見守ってくれる事でしょう。

2015/02/22

見上げる空に ~140の言の葉で~


あの時
不意に泣いてしまった訳は
自分でもよく判らなくて

優しくされるとココロ折れそうで
強がって笑ってみたけれど
上手に笑えていないよね

頑張りすぎなのかな
限界なのかな
でも まだやれるのかな

暮れ落ちるオレンジの空に
三日月と明るい星が滲んで見えるよ

明日も晴れるかな
晴れると いいな



 
















☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


落ち込んだ時
ファミ友さんとのやり取りの中で生まれた詩です。
あえてシンプルに
その時の気持ちを そのまま切り取りました。


そうそう、昨日からなのですが
夕暮れ時、西南西の空に三日月と金星と火星が
すごく接近して見えるそうです。
福井では残念ながら今日も雲が多く
見えそうにありません。
みんなの街ではどうですか?
 

2015/02/21

SHINE ~星降る夜に~

君とここで二人
星空を見上げたのは
もう遠い昔のこと


それでも 降り注ぐような
満天の星の煌きは
今でもこの胸に刻まれているよ



君はあの日 あの星たちに  
何を感じ 何を重ね合わせたのだろう
何を祈り 何を誓ったのだろう


たとえ名も無い小さな星でも
たとえその輝きは目に見えなくても
“ そこに存在する ”
という確かな証がある
“ ここで生きている ”
という誇りがある


遠く離れたこの場所からも
君という輝きは
いつもこの目に 心に映ってるんだ


STABLE  揺るぎない
STAY    そこが君の居場所
START   これから始まる
STAGE   これが君だけのステージ

SHINE   いま君は誰よりも輝いている

今は頑張りたい君に・・・
ここから ありったけのYELLを送るよ
いつでも どんなときも















☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆

今日はちょっと前に書いた詩を
引っ張り出してみました。


昨日 更新された
小渕くんのブログの星の詩がとても優しくて。
でも本当はとても哀しいって事もわかって。

悲しみで折れそうな誰かの為に
少し離れた場所に小さな焚き火を灯すような
小渕くんのあたたかな言葉たちに
私もそんな風に誰かをそっと支えられるような人に
なりたいなぁ・・・なんて・・・

 

2015/02/18

陽だまりの森 ~140の言の葉で~

センターステージから放たれる
二人の魂の歌声に導かれ 

ヒビ割れたココロが呼吸を始める
駆け出した感情がうねりとなり
やがて大きな森になる


鳴りやまない拍手と眩い光の中で
涙をこらえて天を仰ぐ君
照れくさそうにうつむく君


あの日あの時あの場所に
確かに陽だまりは存在した
















゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚゚+.・.。*゚♪゚

2014年のコブクロのツアーは
名古屋・大阪・横浜・新潟の計9公演に参加しました。

ライブは生き物。まさしくその言葉通り、
演奏もMCも、お客さんの反応も公演ごとに全然違って
ライブの度に新鮮な驚きと感動にココロ震えます。

半年経った今でもツアーのDVDを
何度も繰り返し観ながら、
また同じ箇所で笑ったり涙したり
副音声で身をよじったり(笑)

今年のツアーも何とか6公演に参加予定。
「奇跡」のタイトル通り、
いろんな奇跡に出逢えそうな予感がしています。

(๑>◡<๑) 楽しみ❤

2015/02/16

羽雲の空に ~140の言の葉で~

君が撮した青空に
羽根の形の雲がひとひら

ねぇ 知ってる?
羽雲は天使の忘れ物
君の涙も後悔も
きっと優しく拭ってくれる

意地っ張りな君も
泣き虫な君も
僕にとって君はずっと特別で

君が笑顔でいられるように
今日も遠くで祈ってるんだ

どんなに離れていても
僕らこの空の下 
いつも繋がってるって
そう信じているから

Photo:渡辺大輔氏





















・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・

14日のバレンタインデーに更新するつもりが
遅くなっちゃいました。

ゆんのバレンタインデーは、
今年も義理チョコと友チョコと・・・
それから同情チョコでしたww

2015/02/12

遠くにいても ~140の言の葉で~


おどけたLINEのスタンプが
やけに切なくて
真夜中に繫いだ電話の向こう側
「 泣いてないよ 」と震える声で
強がる君も素敵だけれど
季節遅れの雪が降る
こんな寒い夜くらいは
弱い自分でいいんじゃないかな


君に伝えたい言葉は
この胸にたくさんあるけれど
今夜はもう少しだけ
他愛の無い思い出話でもしようか

















・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚


君の街の空は
今日も青く澄んでいますか?

ちゃんと食べて
ちゃんと眠ってますか?
今日も笑顔でいられましたか?

いつの時も 君のそばに
小さな陽だまりがありますように・・・



2015/02/07

砂時計 ~140の言の葉で~



例えば この人生が砂時計なら
こぼれ落ちていく時間を嘆くのはもうやめよう

出逢いも別れも 喜びも悲しみも
取り返しのつかない後悔や
あの日の深い心の傷さえも
今の自分を形作る 小さな砂の一粒

キラキラと降り積もる

この輝きの全てを愛そう
いつか
最後の一粒を受け止めるその日まで・・・
























゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・


私の砂時計は
今どれくらい砂の山を作ったのかな?

2015/02/04

KOBUKURO ~140の言の葉で~


君は まるでお日様のよう
どんな孤独と苦しみの中でも
いつも明るく微笑んで
優しい陽だまりをつくる


君は まるで大きな木立のよう
あたたかな陽の光を浴びて
伸びやかにその枝葉を広げ
柔らかな木陰をつくる

私は今日も
大きな幹に身をゆだね
木漏れ日に目を細めながら
風の歌を聴く
 


 













★。、:*:。.:*:・’゜☆。.:*:★。、:*:。.:*:・’゜☆。.:*


ツイッターの文字数制限は140文字。
限られた文字の中で、
どれだけ想いが伝えられるかな?
そんなチャレンジ精神から始めた
「140の言の葉で」の第一弾は
大好きなコブクロの事を想って書いてみました。

彼らの歌声に私はこれまで 
何度救われたことでしょう。

時には 崩れ落ちそうな心に寄り添い
時には ためらう背中をそっと押してくれる。
そんな音楽に出逢えて
本当に幸せだなぁと思っています。

4月にはいよいよ
ライブツアー「奇跡」がスタートします。
さぁ、どんな奇跡が
私たちを待っているのでしょうか。

2015/02/03

HITORIGOTO ~眠れぬ夜に~



想像してください。
伝えたい想いがあります。


誰かに届けたくて
その小さな想いの種を
真っ白な綿毛にくくり付けて
風に乗せて飛ばします。

想像してください。

風に乗った小さな想いの種が
遠く遠く・・・ふわりふわり・・・
大切な人の
肩に、髪に、手のひらに
そっとそっと降り立ちます。

想像してください。

あなたの想いを受け取った
大切なその人の
まるで一輪のタンポポの花のような
少し  はにかんだ優しい微笑みを。

今あなたが放ったその言葉は
あなた自身の真実の想いですか?
衝動に駆られて
何か大切なものを忘れてはいませんか?

優しいだけの
偽りの言葉が欲しいわけではありません。
ただ、
大切な誰かの笑顔が曇ってしまわないように
もう一度
もう一度だけ、その言葉の持つ意味を
抱きしめてみて欲しいのです。

「言の葉」が「言の刃」にならないように・・・。

胸の奥に
そっと小さな明かりが灯るような
そんな言葉を・・・
待っているのです。

 















゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚

青空と笑顔がいっぱいの その優しい場所に
心無い言葉があふれています。
悲しいな。悲しいよ。

「ねぇ、どうしてなの?」

どうか彼のココロが擦り切れてしまわないように。
いつかまた
明るい陽だまりがその場所に戻りますように・・・。



2015/02/02

YELL ~親愛なる君へ~


与えられた試練に
「不幸」という名前を付けて
嘆き哀しむのは もうやめにしよう

これまでだって 何度も
そう何度も迷い見失い
自ら閉じた瞼の中の暗闇で
もがき苦しんだりもしたけれど

あの日
ほんの少しの勇気で 見開いた君の瞳に
世界は優しく微笑んだように

大丈夫 信じよう
大丈夫 乗り越えよう
大丈夫 また一緒に頑張ろう

止まない雨も 明けない夜も
今まで一度だって無かったのだから

PHOTO By:小渕健太郎氏














★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★

先日、私の大切な戦友が
突然 医師から聞き慣れない病名を告げられた。
今の医学を以てしても完治が難しい難病だ。

迷いの中、
ようやく一筋の光を見つけたかと思った矢先の出来事。
「ツイてない」そんな言葉では片づけられない現実に
一瞬 また足元が揺らぎそうになる。

だけど ここで一緒にうな垂れていても仕方が無い。
私は とてもちっぽけで無力だけれど
せめていつも一番近くで 笑っていようと思う。
今日も そして明日も。